イベントの説明
今回勉強する内容
(前説)
- OpenQLプロジェクトをご紹介します
(ガイダンス:基礎&実用)
- 初めてご参加の方向けコンテンツです。
- 量子コンピューターや量子プログラムに関する概略と、量子コンピューターや量子情報を始める上で必要となる
俯瞰的な知識や量子コンピューター関連の状況を取り上げます。
(本題:理論&実践)
- 量子情報のための圏論を学びます。
『圏論による量子計算のモデルと論理 』という書籍があります。
この本を読むと、「量子計算は圏論という数学で論じることができる」ことが分かるそうです。
ただ、この本を読み始めるには、前提として圏論の深い知識が必要になるようです。※本会の主催者はこの書籍を読み始める知識がなく、量子計算と圏論の関係を
論じることすらできません。そこでこのイベントを企画しました。この回で取り上げるのは、どなたでも PDF をダウンロードできて、
全 29ページとコンパクトにまとまった物理系の実務者向けの圏論の解説
ボブ・クックの「物理系実務者のための圏論入門」を勉強します。原書は下記からダウンロードできます。
Introducing categories to the practicing physicist
arXiv: 0808.1032このテキストは、量子情報の圏論的定式化の基礎を紹介する目的で書かれたものです。
精密厳格な定義や数学的に整合した理論はなく、「モノイド圏」が実務上の
物理システムを実際に表現する代数構造であることを伝えています。
(事前に頂いたコメントを紹介します)
「圏論を扱うのに1回だけの勉強会では無理でしょう」とのご指摘を頂きました。
確かにその通りだと思います。継続して取り扱っていくかもしれません。
この回は初めの一歩として Bob Coecke のテキストで学ぶ会を企画しました。「圏論と量子計算なるテーマとしてよいのかは疑問がある」とのご指摘を頂きました。
主催者は圏論と量子計算の親密な関係性を言える知識がございません。
この回は先ず「量子論基礎と圏論」の関係性を学べる機会になると嬉しいです。
その先に何が待っているかは、皆さんと考えてみたいです。
対象者
- 量子情報、量子コンピューターに興味がある方
- 圏論の知識は前提としていませんが、数学や物理の用語にアレルギーのない方
発表者
国際会議 Adiabatic Quantum Computing Conference 2018 (AQC2018) や
Asian Quantum Information Science Conference 2018 ( AQIS2018) で、ポスター発表もされている
株式会社Nextremer の @MakotoKubodera さんに、テキストの解説をご発表いただきます。
有志の方(ゆる募)
- 一緒に勉強して頂ける方を募集しています。(できれば発表も分担して頂けると助かります。)
ご興味のある方は、Slackにて運営担当者までご連絡ください。 - 当日、量子情報、量子コンピューターに関する発表をしていただける方を募集します。
- テーマはこの回のメインテーマと無関係でもよいです。 - 5分〜10分で発表内容を事前にご準備ください。 -「LT発表枠」で応募してください。 - 応募時のコメント欄にLTで発表される内容を **必ず記入** してお申し込みください。
持ち物
特になし。(スマホやPC等、その場でお調べいただけるツールがあると便利です。)
参加費
無料。遅い時間からの勉強会ですが、有志運営のため、飲食等はご準備しておりません。
会場内は、各自で持ち込んで頂いた飲食は自由です。ごみはお持ち帰り頂きたく、ご協力のほどお願いいたします。
タイムテーブル
18:50開場
時間 | 内容 | 担当 |
---|---|---|
19:05-19:35 | ガイダンス:基礎&実用 | @k_yamaz さん |
19:35-19:45 | 休憩&質問タイム | |
19:45-20:30 | 理論&実践 | @MakotoKubodera さん |
20:30-21:00 | LT枠、質疑&ディスカッション | LT有志の方、 @MakotoKubodera さん、 @k_yamaz さん |
- タイムテーブルは目安です。コンテンツや途中の質疑の有無などで15分ほど前後する可能性があります。
予めご了承ください。
開始時間
- 開場は、18:50です。それ以前は入れません。
- 19:00からは勉強会の説明などの前説があります。
- 19:45頃から主題のコンテンツです。常連さんはこの時間からの参加でも楽しめると思います。
会場
Repro株式会社 イベントスペース
(Repro株式会社 @threetreelight さんのご好意でご提供頂いております。 )
設備
- Wi-Fiあります
- ディスプレイ接続用の各種アダプターの準備あります。
- トイレは会場を出て突き当り左にあります。
喫煙室は9Fにあります。喫煙者の方はご利用ください。
アクセス
JR代々木駅北口改札を出て目の前のビルです。
1Fにマクドナルドがあります。
注意事項
- 技術の共有が目的の勉強会です。
- 参加目的が不適切だと判断される場合には、運営側で参加をキャンセルさせていただく場合がございます。
- イベントの様子を撮影・録画し、ブログやSNSなどで公開することがあります。その際、来場者の姿も公開されることがあることをご了承ください。
勉強会の概要
OpenQLプロジェクトの目的でもある「量子アプリケーションを開発」するために必要な知識を勉強します。
最適化問題に特化したアニーリング型量子コンピューターも話題としてはとりあげますが、主には、ゲート型量子コンピューターの基礎理論から実践・応用までを扱います。実際のOpenQLプロジェクトで開発していくライブラリの企画、設計、実装に活かせる情報や、量子コンピューターを利用する立場の人びとにも役立つ情報を扱っていきます。
皆さまからのご要望に合わせ、様々な形態の会を企画して参ります。
- 専門家からレクチャー形式で行う会
- LT形式で発表者の発表を聞いた後、ディスカッションにより理解を深める会
- ハンズオン形式で実際の量子プログラムを進める会
また、会の途中からでもご参加頂けるように毎回冒頭にはガイダンスをお話ししています。
初めての方や様子だけ一度覗かれる方の参加も歓迎致します。